2012年 01月 28日
今回は、「立体的な町のような家」の居間・食堂のオブジェのような木組みについて、少し詳しく説明させて頂こうと思います。前回の写真も併せて参照下さい。

基本設計の段階で、思い切ってスコーンと天井高のある空間にしませんかと提案させて頂き、かなりの大きさになる居間・食堂の小屋裏相当部分が単調にならないように、そしてなにより、当時小学生だった3人のお子さんたちに喜んでもらいたい。そんな潜在的な思いが、この空間の中央、西に少し偏心した位置に、2本の大きな木立のようなオブジエ=木組みを誕生させました。
下部2本の180角の柱間には105角のクロスした筋違2組が組み込まれ、その2本のそれぞれの太柱の上から四方に方杖状の束が開くように伸び、屋根を支えます。
単なる垂直の小屋束でなく方杖状の束としたことで、地震時、屋根の水平方向の動きを制する効果が生じ、又、見た目には屋根を軽々支えたような印象を与えます。
これらを構成する各木材間の仕口には、見事に(手前みそで恐縮ですが)鬼に金棒他数種類の構造金物が仕込まれています。
この木組みがかつての日本民家における大黒柱のような役目をになうことになればと願っています。
「方杖」は他の数か所にも登場し、この住宅の重要なモチーフのひとつになって、水平と垂直で構成された軸組にちょっぴり、動的な印象を付加しています。
2本の柱はこの住宅の構造材を供給している関東以北最大の製材所㈱協和木材さんが特別、紀州に発注してくれたほぼ無節の杉天然乾燥材の逸品(写真で見るように天然乾燥材なので背割りが施されています)、その他の構造材は全て製材所周辺から伐り出された八溝杉の人工乾燥材です。
八溝の杉は、初めて使いましたが、赤み部分が淡く、とても品があります。
構造材の加工は茨城の県西プレカット協同組合。かなりの部分が地元の優秀な大工さんによる手加工となりました。
参考までに、屋根に張られた野地板は埼玉県飯能の岡部材木店の25ミリ厚の杉縁甲板。これからの工事で登場する床30、38ミリ、壁15ミリ厚の杉縁甲板も同材木店のもの。岡部さんはこの種の杉厚板製材の草分け的存在です。

基本設計の段階で、思い切ってスコーンと天井高のある空間にしませんかと提案させて頂き、かなりの大きさになる居間・食堂の小屋裏相当部分が単調にならないように、そしてなにより、当時小学生だった3人のお子さんたちに喜んでもらいたい。そんな潜在的な思いが、この空間の中央、西に少し偏心した位置に、2本の大きな木立のようなオブジエ=木組みを誕生させました。
下部2本の180角の柱間には105角のクロスした筋違2組が組み込まれ、その2本のそれぞれの太柱の上から四方に方杖状の束が開くように伸び、屋根を支えます。
単なる垂直の小屋束でなく方杖状の束としたことで、地震時、屋根の水平方向の動きを制する効果が生じ、又、見た目には屋根を軽々支えたような印象を与えます。
これらを構成する各木材間の仕口には、見事に(手前みそで恐縮ですが)鬼に金棒他数種類の構造金物が仕込まれています。
この木組みがかつての日本民家における大黒柱のような役目をになうことになればと願っています。
「方杖」は他の数か所にも登場し、この住宅の重要なモチーフのひとつになって、水平と垂直で構成された軸組にちょっぴり、動的な印象を付加しています。
2本の柱はこの住宅の構造材を供給している関東以北最大の製材所㈱協和木材さんが特別、紀州に発注してくれたほぼ無節の杉天然乾燥材の逸品(写真で見るように天然乾燥材なので背割りが施されています)、その他の構造材は全て製材所周辺から伐り出された八溝杉の人工乾燥材です。
八溝の杉は、初めて使いましたが、赤み部分が淡く、とても品があります。
構造材の加工は茨城の県西プレカット協同組合。かなりの部分が地元の優秀な大工さんによる手加工となりました。
参考までに、屋根に張られた野地板は埼玉県飯能の岡部材木店の25ミリ厚の杉縁甲板。これからの工事で登場する床30、38ミリ、壁15ミリ厚の杉縁甲板も同材木店のもの。岡部さんはこの種の杉厚板製材の草分け的存在です。









根岸の森林公園に家族で遊びに行った時のスナップ。長女はコロコロるんるん。下の娘はまだ赤ちゃん。子供たちのおしめや着替えの入った大きな手提げを持った妻の背中でスヤスヤ。




プラダブティック青山店




東側総延長4.5間の壁には、北から南に向かって、2間のキッチンカウンター、さらに2.5間の夫妻のデスクカウンターが1列に続きます。
天井の高い空間の中空に構造的必要から架けられた梁の列は、雲海にも似て、空間を緩やかに上下に分け、例えば南側の階段を利用して、お子さん達家族の宿泊場所となるロフトへ上下する時に、この境界を潜り抜けることになり、一寸した別世界へ行き来するような気にさせる効果をもたらしたように思います。
施工段階に入り、2階増築のイメージは、さらに具体的に私の中で明確に意識されるようになりました。

