立体的な町のような家-16/南面する浴室、ほぼ完成! |
居間・食堂を2階東寄りに配置し、南北に風を抜くことと、浴室を2階南側バルコニーに面する南西角に置き、眺望や風・陽光を堪能できるようにするという部屋配置の構想は、基本設計段階のスケッチ開始時に迷うことなく、ゆるぐことなく確定しました。
パノラマ状に開けた南斜面、この敷地に接する道路や隣家の状況等の立地、そして何より自然志向のご家族という条件から、ほぼ必然的に導かれたと言ってよいでしょう!
南側バルコニーに向かって可能な限り開き、湯船につかった状態でこれに真正面に対し、右手前の縦長の開口からは、遠く丹沢方向の展望が楽しめます。正面から入った風がこの窓から抜けていきます。
浴室ー洗面脱衣室間は透明ガラスで広々と一体化させました。ガラスには万一の破損時、飛散しない合わせガラスを採用しています。
まだ未設置の状態ですが、その中間に設けられる木製ガラス戸を受ける2本の方立には、水に強いサワラを使用し、万一、将来根元が腐食した時には、取り換え出来るように納めています。
昼間は勿論、バルコニー側に夜間スポットライトを点灯し室内側を消灯すれば、ブラインドのすだれ効果で、外部からの視線は遮られます。
浴室の床や腰は白50角のモザイクタイル、洗面脱衣室も含めその他の床、壁、天井はこれもサワラの縁甲板生地仕上げとし、家具類も白でまとめ、サワラの縁甲板に対比させました。
又、この住宅全てが真壁で、柱間を杉縁甲板横張りとしているのに対し、この浴室・洗面脱衣室、そしてこれに続くトイレは全て、大壁・縦張りとし、一寸モダンに仕上げています。
縦張りとしたのには浴室での水切れに配慮したという理由もあります。
5月20日(日)、この「立体的な町のような家」のオープンハウスを行います!
ご興味のある方は、是非、ご参加下さい。(参加無料)
お申込みは
野口泰司建築工房ホームページ(左欄上部アドレスからアクセス下さい)「お知らせ」欄から。、