深夜電力利用蓄熱式暖房機と基礎断熱 |
前回に続き、「木」にまつわる話を予定していましたが、一寸嬉しい実測結果が出ましたので、その話をさせて頂くことにます。
写真は1階の家族室です。
この住宅の延べ床面積は、玄関前のデッキ部分を除くと実質約61坪、小規模住宅であれば2軒分にも相当します。
しかも、玄関、廊下、階段、居間・食堂、そしてこの家族室はドアも設けず、間仕切られることなくつながっています。それどころか、個室他の部屋の入り口も通常は出来るだけ開け放しておいてもらうようお願いしています。
そして、実は、これ等全室の冬期の暖房を、住宅南面からの太陽光による熱取得と写真床下(正確には1階床下外周全体)の基礎断熱と、写真階段下に設置された深夜電力利用の蓄熱式暖房機(工務店見積もり価格18万400円)1台でほぼ支えています。
今日、サーモメーターで床面や天井面温度を測ってみましたところ、
2階居間・食堂中央で床19.1℃、天井19・5℃
1階写真の家族室中央で床18・8℃、天井19・9℃
室温もこれに準じている筈で、昼夜関係なく、ほぼこの温熱熱状態で推移します。
床・天井面の温度差も殆ど無く、上々の温熱環境ではないかと思います。
当初、奥さんは床暖房にこだわっておられたのですが、この温熱環境にとても満足され、「床暖房にしないで良かった」と、とても喜んで頂き、ホッとています。