秩父の金子製材を訪ねる(3) |

ドライングセット法と呼ばれる、初期に120℃の高温で表層の細胞を緩め、収縮に追従させながら乾燥させた上で中温に落とし、引き続き中心部を乾燥させていく乾燥スケジュールにより、柱表面に割れが生じていない。但し、中心部の乾燥収縮が進む前に、表層部の細胞の緩みは止まり収縮も止まるので、中心部に引っ張り応力が残った状態で、乾燥が完成すると言う。
乾燥材は自動で次々と左の白い測定機下にセットされ、ヤング率と含水率が測定され、その結果が右下のモニターに写し出され、記録される。
製材・乾燥・等級区分された柱材を梱包し、出荷。
製材の過程で生じた端材は全て写真のように加工、これを蒸気乾燥用の燃料として利用。